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炎症性腸疾患(IBD:潰瘍性大腸炎・クローン病)

炎症性腸疾患(IBD)は、国の難病に指定されている潰瘍性大腸炎とクローン病の総称です。安倍前首相が罹患している疾患としても有名です。

潰瘍性大腸炎とは

未だ原因が不明で、長期間に渡り慢性的に大腸に炎症を起こす病気です。炎症とは大腸の粘膜に白血球やリンパ球といった血液の細胞が集まり、粘膜が負担を受けてただれて出血などを生じる状態です。残念ながら未だ完治することが難しい病気で日本では難病認定をされています。潰瘍性大腸炎はアメリカやヨーロッパで患者数が多い病気ですが、近年では日本を含むアジア地域で患者数が毎年増え続けています。現在日本では約17万人の患者さんがいらっしゃいます。

クローン病とは

潰瘍性大腸炎と同じで未だ原因が不明で、長期間に渡り小腸や大腸を中心に炎症を起こし、粘膜がただれる特徴的な「縦走潰瘍(じゅうそうかいよう)」ができたり、腸の中が狭くなる「狭窄(きょうさく)」、お腹の中に膿がたまる「膿瘍(のうよう)」などを生じる病気です。またこのような状態は食道や胃などを含めた全ての消化管のどこにでも生じる可能性があります。

患者さんは10代後半から20代で病気を発症することが多いです。

 

IBDについて詳しくお知りになりたい方

 

 

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