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血便の原因や関連疾患

[2021.10.12]

血便とは

血便とは、肛門や大腸、または直腸などの消化管から出血した血液が混じった便のことを意味します。便に血が付くといっても様々な状況があり、便器が血で真っ赤になるような場合もあれば、拭いた紙に血がつく場合や黒い血が便に混じるようなこともあります。また肉眼では確認できず検査を通して初めて分かる血便もあります。

血便の原因となる疾患

痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)

痔は排便によって肛門や直腸の粘膜に傷がつくことで起こります。便の排泄と同時にまたは排便後に真っ赤な血がついていたり、おしりを拭いた紙に赤い血が付着することがあります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃酸の分泌がピロリ菌の感染などで過剰となり、胃・十二指腸の粘膜が胃酸によって傷つけられ炎症が起こり潰瘍ができた状態です。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因の7割程度がピロリ菌によることがわかってきています。また胃や十二指腸の粘膜は通常胃酸から守る機能を持っていますが、これらが何らかの要因で弱まることによってバランスがくずれたことによっても発症します。

胃潰瘍では血液が食べたものと一緒に腸を通過してから排泄されるため、黒い血の混じった血便となることが特徴です。

潰瘍性大腸炎

下痢、血便(便に血液が混じる)、腹痛などの症状を特徴とする未だ原因が不明で、長期間に渡り慢性的に大腸に炎症を起こす病気です。下痢に伴う粘血便(べたべたした粘液が血液に混じっている便)が特徴となります。

大腸ポリープ

大腸の粘膜の表面が盛り上がった腫れているものを大腸ポリープといいます。

大腸ポリープは、大きく腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられます。さらに非腫瘍性のポリープは過形成性、過誤腫性、炎症性ポリープに分類されます。

一方、腫瘍性のポリープも大腸ポリープの8割以上を占めるといわれる腺腫とがんに分けられます。

一般的に、腺腫である腫瘍性ポリープが時間をかけて少しずつ大きくなり、大腸がんに移行していくことが、大腸がんの発症過程の約9割を占めるといわれています。

大腸癌

大腸がんの発症初期の段階では自覚症状はほとんどないことが一般的です。

大腸がんが進行すると、便に血が混じる血便や下血、下痢と便秘の繰り返し、便が残る感じ、便が細くなること、腹痛、おなかの張りに加え、貧血や体重減少などがあります。

排便の後に出血することが多いため、痔と誤解されることも多い疾患です。

血便への対処法

血便は、潰瘍性大腸炎や大腸癌など重症化につながる病気に関連する症状である可能性があります。わずかな血便でもどこかしらの消化管から出血が起こっているため、早期に受診することが極めて重要です。

診察では、血便の種類や頻度、起こったタイミングや他の身体症状、既往歴などを確認しながら必要な検査をおこなっていきます。

特に大腸カメラ検査は、直接、粘膜の詳細な確認を行うことができるため、血便の原因を特定し、最適な治療を選択するうえで大切です。

当院の大腸内視鏡検査について

 

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