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潰瘍性大腸炎と診断されたら確認したい3つのこと

[2021.03.14]

執筆者:堀田 伸勝(消化器専門医・医学博士)

こんにちは、院長の堀田です。今日は改めて、基本的なことですが潰瘍性大腸炎の患者さん方へとても大切なことをお伝えしたいと思います。

 

自分の重症度と病型を知る

初めて診断をされた時、また診断から治療が始まり時間が経過した現在でも、常に自分の重症度と病型を意識しましょう。(この重症度と病型は時間が経過するにつれてどんどん変化していくことが珍しくありません。常に同じではないのでご注意を!)

「重症度」は「病気の強さの程度」のことで、軽症、中等症、重症に分かれます。

「病型」は「大腸における炎症粘膜の範囲」のことで、基本的に直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型に分かれます。

全ての潰瘍性大腸炎の患者さんはいずれかの組み合わせに当てはまります。例えば患者Aさんは「軽症の直腸炎型」であったり、患者Bさんは「中等症の全大腸炎型」です。皆さんはどうでしょうか?

この組み合わせによって治療方針が決まりますので、ぜひ改めてご自身の病状を意識して下さいね。

 

現在の治療薬を知る

皆さんは現在何の薬を使用中でしょうか?ペンタサR、アサコールR、ペンタサR坐剤、プレドニンR、レミケードRなど多くの薬があります。

ぜひ現在使用中の薬の名前と、その副作用の内容を確認しましょう。

薬によっては長期間使用していく途中で数年後に副作用が突然起きるものもありますので、ぜひ改めて一度主治医の先生や薬剤師の方にご自身の薬のことを確認しましょう。

 

今後の治療が生涯続くことを意識する

残念ながら潰瘍性大腸炎は現在国の難病に指定されており、一般的に完治することはありません。ということは、生涯この病気と付き合っていかなければいけません。

しかし最近は様々な新しい薬が開発されており、「適切な治療」を「中断することなく」継続していけば、ほとんどの患者さんで安定した状態「寛解期(かんかいき)」を長く保つことが可能になってきています。

また特に大切なことは、病気になってから数年間が経過すると、潰瘍性大腸炎に特有の大腸癌が起きる可能性があることを意識することです。

この大腸癌は一般的な大腸癌よりも発見が難しく、また進行が早いことがありますので、ぜひ1年毎などの定期的な内視鏡検査を忘れないようにして下さいね。

 

これら3つのことを、本日改めて皆さんで確認していきたいと思います。

今後も治療を継続することで、安心して日常を過ごすことができれば幸いです。

 

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