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潰瘍性大腸炎、クローン病(IBD)でおすすめの調理油は?

[2021.08.17]

執筆: 宮﨑 拓郎(公衆衛生学修士(栄養科学)、アメリカ栄養士会所属アメリカ登録栄養士)

 

みなさんこんにちは。米国登録栄養士の宮﨑です。今回も多くの潰瘍性大腸炎、クローン病患者さんから質問を受けることの多い「調理にどの油を使えば良いの?」という質問にお答えしたいと思います。

活動期と寛解期における脂質摂取の違い

活動期と寛解期で脂質摂取の推奨は異なります。活動期では、消化管の負担を軽減するために低脂質が基本となります。

一方、寛解期においては、以前は特にクローン病に対して、脂質の総量の制限が行われることが多かったのですが、現在は過度な低脂質食は必要ないと考えられています。具体的にはエネルギー比率で全体の摂取カロリーのうち20-25%程度の摂取は問題ないだろうと考えられています。

一方、脂質の”量”ではなく、脂質の”種類”に注目が集まっています。

脂質(脂肪酸)の種類と含まれる食品/油

大きく5つに分類されます。そのなかでIBD患者が控えるべき脂質/摂取できる脂質は以下となります。

IBDでは摂取を控える脂肪酸

・飽和脂肪酸:肉類、乳製品、バター、ココナッツオイルなど

・オメガ6系脂肪酸:肉類、マーガリン 、コーン油など

・トランス脂肪酸:マーガリン 、ショートニングなど

IBDでも摂取できる脂肪酸

・オメガ9系脂肪酸:オリーブオイル、キャノーラオイル、アボガドオイルなど

・オメガ3系脂肪酸:エゴマ油、アマニ油、魚介類など

IBD患者におすすめの調理に使える油

上記のようにオメガ9系とオメガ3系の油がおすすめとなります。加熱や揚げ物など、また買いやすさなども考慮すると、オリーブオイルやキャノーラオイルなどが一番のお勧めとなりそうです。

ちなみに体重がなかなか増えなくて悩まれている方では、パンやサラダなどにもオリーブオイルやアマニ油などを少し加えることもお勧めです。

以上、脂質についてまとめてみました。脂質については、IBD患者コミュニティGコミュニティ内でも詳細にまとめていますのでぜひご参考にしていただけましたらと思います。

脂質は食べてはいけないの?IBDと脂質(基礎編)

脂質は食べてはいけないの?IBDと脂質(実践編)

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