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大腸がんの症状、診断、治療

[2021.06.22]

概要

大腸がんは、大腸に発生するがんのことを言います。大腸がんは50代から発症が増加することが確認されており、高齢になればなるほど罹患率も高くなります。女性よりも男性の方が2倍程度、罹患しやすく死亡率も高い傾向にあります。

大腸がんは、正常な粘膜から直接発生する物のほかに、良性のポリープががん化して発生するものに分けられます。また大腸がんが発生する部位としては、結腸の割合が高い傾向にあります。

大腸がんではがんの転移につながることもあります。大腸に発生した大腸がんが、徐々に大腸の中深く侵入し、体に流れるリンパ液や血液に入り、別の臓器に転移することや、大腸の壁の外にある腹腔という空間に散らばり転移が拡大することもあります。

大腸がんの発症につながるリスク要因としては、野菜の摂取不足、運動の不足、さらには飲酒や肥満などが挙げられます。またご家族にがんに罹患された方がいる場合もリスクが高まると言われています。

主な症状

大腸がんの発症初期の段階では自覚症状はほとんどないことが一般的です。大腸がんが進行すると、便に血が混じる血便や下血、下痢と便秘の繰り返し、便が残る感じ、便が細くなること、腹痛、おなかの張りに加え、貧血や体重減少などがあります。

検査と診断

大腸がんでは、まず便潜血検査と呼ばれる便に含まれる微量の血液を調べる検査で大腸がんの精密検査が必要な人を選びます。そして精密検査として大腸内視鏡検査が行われます。

大腸内視鏡検査とは、内視鏡スコープ先端に設置されたカメラで大腸の粘膜を直接観察することができる検査で大腸カメラとも呼ばれます。大腸内視鏡検査では、病変の広がりや隆起・陥没などの形状を確認できることに加え、ポリープを除去したり、病変を採取して組織の検査(生検)をすることも可能です。

大腸内視鏡検査の詳細はこちら

大腸がんが確定したのちには、大腸がんの進行度合いの確認や治療法を確定するための検査が行われます。

具体的にはCT検査やMRI検査を行い、大腸がんが他の臓器に転移していないかなどを確認します。大腸がんの進行度(ステージ分類)は、がんがどの程度内側の粘膜から外側に湿潤しているのか、リンパ節への転移がどの程度あるのか、他の臓器や腹膜に転移しているのかより決定されます。

さらに大腸がんの遺伝子検査も行われます。どの遺伝子に変異があるかによって効果が期待される化学療法が異なるからです。具体的にはKRAS遺伝子検査やBRAF遺伝子検査などが行われます。

主な治療

大腸がんの治療法としては、内視鏡によりがんを安全に切除する治療、手術、薬物療法、放射線治療などがあります。治療法は、がんの進行度合や最適な化学療法を決定するための遺伝子検査の結果、全身の状態、年齢や他に併発している病気などを踏まえて決定されます。

がんが切除できる場合は内視鏡治療または手術を行い、切除ができない場合は、化学療法などの薬物療法を中心とした治療を行うことが一般的です。内視鏡による切除では、高周波電流を流して腫瘍を焼き切るポリペクトミー、隆起していない腫瘍の下にある粘膜の下に液体を注入し盛り上がった腫瘍にスネアをかけ、高周波電流で切除するEMR(内視鏡的粘膜切除術)、同じく液体を挿入し腫瘍を盛り上げてから、腫瘍を周囲の細胞ごと内視鏡の先端についた電気メスで焼き切り、粘膜下層から取り除くESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)があります(ESDは一般的に短期的な入院が必要です)。

薬物療法は、再発予防を目的とした補充化学療法と手術などによる切除ができないがんに対する化学療法です。

なお、大腸がんに対する薬物療法では様々な副作用が出る可能性があります。副作用の種類は薬剤により多岐に渡りますが、下痢、口内炎、食欲低下から、白血球減少、高血圧など様々な症状があります。

副作用の中には予防的な処置ができるもの(吐き気止めなど)もありますので、主治医や薬剤師と相談し、現在の処方で起こりえる副作用を把握するともに、その予防や対処法についても理解を深めることが大切です。

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